米国本社でグローバルビジネスを統括する各部門長と毎日ミーティングしているが、発言から垣間見える、彼らの気にする点をまとめてみる。
就活での役員面接にも活かしてほしい。
・情報は貴重
アメリカと日本で、物理的に離れていることも影響するが、現場の情報を切望している。
自分の部門で働く部下の評判を教えてくれ、今後のビジネス拡大に備えた課題は何かなど。
→逆に考えると、現状や課題、自己と他己の評価などを定期的に明確化して報告するだけでも評価が上がる。
・効率的な組織作り
彼らは何十人、何百人の部下が世界中にいる。どの階層にどんな能力、経験を持つ人を置くのが最適かを常に自問自答している。
→サークルで後輩の役割を決める時に様々な能力や伸びしろ、相性などを総合的に判断して適所適材な組織作りをした経験。
・会社の文化
上にいけばいくほど、その役員の考えが会社の文化に近い傾向がある。そうでなければ昇進してない。
その会社が標榜する理念が、会話の中でもにじみ出てくる。例えば先日行った住友商事、NRIのように、「社員にこういう特徴の人が多い」という面の「特徴」を最も濃くした人々。
その「特徴」を満たすような裏付けとしてのエピソードを熱く語って、役員と同類であることを認められれば勝ちが近づく。